思考の散歩道

散歩好き音楽ディレクターの日記

「忙しい」って何?

「忙しい」って何? 今、書いてみて、そうかと思い出したけど、りっしんべん に 亡くなると書くわけですね。こういう文字の成り立ちというのは、立派なものだなと思います。 りっしんべんは立心偏 「心」が立った形のつくりですから「心」のことですね。 そ…

「風をあつめて」Crazy Director Recording Diary 07

映像監督の翁長さんは、このトリオでのバンド演奏と森川さんの歌という「熱視線」に触発されて、おもしろいアングルでの撮影をやってくれました。 ぼくはこういう瞬間に「幸せ」を感じます。 人は1人では、なにもできません。へんな言いかたですが、僕が自…

「アルバムの世界を生んだトリオ」Crazy Director Recording Diary 06

Miho Morikawa 「another Face ~ Goro Matsui + Koji Tamaki ~」森川さんのレコーディング2日目 前日1日目に、ドラムの入っている曲が5曲も録音できてしまいました。今回のアルバムでのドラムの出番は終わったので、昨日、撤収してもいい状態となりました…

「感謝」 Crazy Director Recording Diary 05

8/13 朝9時からのセッティングから、順調なスタート、そしてトラブル、とらぶるを乗り越え、PV撮影〜さらに録音はつづきます。 運が悪いときには、レコーディングは調律師がくるまですべてがストップというケースでした。野﨑さんがどうやって演奏したのかは…

「怪我の功名〜Lucky & Happy〜」Crazy Director Recording Diary 04

ピアノの野﨑さんの超絶テクニックにより、トラブルを乗り切りながら「じれったい」の録音は完了しました。そのタイミングで、ピアノの調律師がもどってきてくれました。 すべてがうまく回り始めると感じた瞬間でした。ぼくらにとって「時間」というのは大変…

「トラブルを乗り越えろ」Crazy Director Recording Diary 03

さて、レコーディング初日でのトラブル発生からのお話のつづきであります。 トラブルはピアノのトラブルでした。ピアニストの野﨑さんが途中で演奏をやめて、困りながらも、全体のムードを下げないように、あかるくトラブルを報告してくれました。 野﨑さん…

「一寸先は闇だとさ」Crazy Director Recording Diary 02

この秋にリリースする森川美穂さんのアルバムanother Face 〜 tribute to Goro Matsui + Koji Tamaki 〜 のレコーディング日記 12:30〜「悲しみにさよなら」 初日のレコーディングはこの曲からスタートしました。森川さんの声の調子がいまいちな状態ですが、…

「レコーディングスタート」Crazy Director Recording Diary 01

Miho Morikawa 「another Face ~ Goro Matsui + Koji Tamaki ~」 8/13から今年の森川さんのアルバムのレコーディングがはじまりました。2016年の11月のライブからはじまったライブメンバーで培ってきたサウンドが、すごい威力でマスターに録音・定着されまし…

「時空」を共有する音楽

いわゆる「せーの」で、一発録音にかけるレコーディングがはじまりました。 ミュージシャンたちがスタジオでライブをするように演奏し、歌手はその場で歌います。ようするに、お客さん不在のスタジオライブレコーディングです。 90年代中盤くらいまでは、当…

しあわせとすれ違った 〜記憶について-02〜

記憶について考えていたら、思い出した。 2016年の8月の本栖湖での出来事です。 ちょうど今頃の風景です。 この子はどうしてるかな。 今週、とてもひさしぶりに孫たちとあう。 たのしみだ。記憶もやっぱり散歩する。 2016年8月の本栖湖 2才、3才、そしてお…

記憶について

あの日の夕焼けが忘れられない。 あの一言が忘れられない。 今さっき、言ったばかりでしょう? ちゃんと聞いているの? 日々、ぼくらは記憶の中で生きている。 記憶という機能が失われたら、 そもそも、自分という概念さえわからなくなるだろう。 アイデンテ…

「才能」について

長年、音楽業界に身を置いてきましたので、さまざまな歌手を身近で見てきました。いつも、声がいいな、歌がうまいな、才能があるな・・・とか、客観的に見てきましたが、この客観性とは、ファン目線、お客様目線と同じであります。 徐々に視線は変化していく…

記憶の中にある景色 01

還暦をむかえるにあたり、人生の振り返りメモを書いてみます。そのうち、息子や孫たちが、読む日がくるかもしれません。 ぼくはミュージシャンになりたかった。でも、へたくそでなれませんでした。 自分が優秀であったと思うのは、演奏の才能がないというこ…

見えない音 vs 見えるデザイン+コトバ

あるステレオのパンフレットに「原音を忠実に再生する・・・」と書かれていた。コトバの機能には、意味を伝えるための伝達のための機能と、コトバ以上にイメージを広げる・・・これって素晴らしい、そんな気持ち良い世界が購入すれば、体験できるんだよーっ…

原音とは何か? 目的は何か? 〜ディレクター編〜

むかしむかし、5才くらいの頃はレコードなどは浪曲くらいしかなかったけど、蓄音機はあって、ソノシートが何枚かあった。「0戦はやと」「ビッグX」「鉄人28号」とかがあったように思う。たぶん、すべてモノラルだった。そもそも、ミシンの箱のような蓄音機…

焚き火と瞑想効果

本栖湖キャンプ場・・・はじめてこのキャンプ場に来たとき、焚き火にはまった。 若い頃、20代〜35歳くらいまでは、夏には伊豆の海にあそびにいっていた。毎年行っていた海辺の温泉旅館のおやじさんが、山歩きが好きな人だった。山の話を聞いて、山をあるいて…

「今」を生きる方法

頭の中を空っぽにしたいと思い、和歌山にあるお寺に遊びに行った。自然に囲まれた環境でぼーっとすることをしに行った。そこで、いろいろとわかったことがある。 頭の中を空っぽにすること=何も考えないことというのは思いのほか難しいということ。静かに瞑…

散歩しながら思うこと

舗装された道を散歩しているのだが、たまに龍馬を思う。どれほどの距離を歩いたのだろう?と考える。どちらにしても、頑丈な人だったんだろうな。 坂本龍馬 移動距離 で検索したところ、19歳から33歳までに、4万6000キロ移動したそうな。正しいかどうかはさ…

コトバの効能

散歩していたら、シャボン玉おじさんと遭遇した。 これは楽しい。意味なんてない。ぼくだって走り出したい。 しかし還暦じじいは走らない。 考えてみてほしい。白髪頭の腹の出たじいさんが、シャボン玉に反応してはしゃぎ、走り出したら気持ちがわるい。ドン…