「感謝」 Crazy Director Recording Diary 05
8/13 朝9時からのセッティングから、順調なスタート、そしてトラブル、とらぶるを乗り越え、PV撮影〜さらに録音はつづきます。
運が悪いときには、レコーディングは調律師がくるまですべてがストップというケースでした。野﨑さんがどうやって演奏したのかはわかりませんが、あそこで、1曲録音できてしまったことは、この日の進行を大変潤滑にいかせる原動力となりました。
18:30 ~ 「Truth」
今回のレコーディング背景にある思想は「引き算」です。ここからは Piano Bass Drums の3Rhythm+森川Voとなります。
森川さんの声はどんどんよくなってきました。森川さんは、歌う日は、朝食を食べたあとは、歌い終わるまで何も食べません。
胃になにかが入っていると、横隔膜の動きが鈍くなって空気の取り込みがイマイチになるそうです。歌のパフォーマンスをキープするために、食事はしません。
この曲も、練習をふくめて3テイク録音し、その最終テイクを採用。歌はどのテイクでもよかったのですが、演奏と同時にとれているものがよいので、そのまま歌も採用することにしました。
19:30 ~ 「熱視線」
そろそろ、スタッフも、メンバーも、ふらふらしてきました。
いつのまにか、みんな年寄りになりました。スタッフは朝9時入りでしたし、老体でもあり、へろへろになってきました。
最年長は、エンジニアさんが72歳です。それで、クレイジーディレクターは来月還暦です。ヘトヘトでございます。
ぼくらから見れば若いとはいえ、ミュージシャンのみなさんも、これだけ演奏がつづけばボーッとなってきます。ドラムの関さんも、胃に食事をいれちゃうと、リズムに対する集中力が落ちるということで、食べません。
さぁ、あと1曲でドラムも終了です。今回のレコーディングは、このトリオをイメージしてスタートしました。去年から僕の中に、この3人のイメージが膨らんでいて、それを3月のブルースアレイでやってみて、確信となり、今回のレコーディングとなりました。
「熱視線」をトリオでレコーディングするなんてクレイジーな発想は、なかなか勇気がいるものです。
この「クレイジー」・・・は反省をこめた自慢です。
こういう過激な発想が大好きで、これは本日のメインイベントです。激しい演奏なので、やっても2回しか集中できないでしょう。この頭がぼーっと行っちゃった状態で、この曲という、なんともクレイジーで最高な瞬間です。
全員が燃え尽きました。2テイク目をいただきすべてを終了。鉄の女、森川の歌も最高の状態ですべてを終了しました。
少しだけ余韻を楽しみ、翌日も朝からなので、20時過ぎには、みんな早々に帰ってもらいました。スタッフは、この日録音した音源の整理などして、21:30頃には終了。
スタジオのアシスタントスタッフは、ここから片付けをしてたぶん23時頃になったでしょう。
<1日目の成果>
「悲しみにさよなら」・・・オケ完パケ 歌は録れていません。
「好きさ」・・・・オケ完パケ 歌もOK
「じれったい」・・オケ完パケ 歌もOK
「Truth」・・・・オケ完パケ 歌もOK
「熱視線」・・・・オケ完パケ 歌もOK
「じれったい」・・・Promotion Video 素材撮影完了
1日で、5曲の録音が完了しました。さらにPVです。ワオ。
このスタジオにいるミュージシャン、スタッフ、見学にいらしたファン、ほか、すべての方々に感謝いたします。長いようで、エキサイティングな1日目の録音でした。